特別編 Part2 in Tokyo レポその2

「<タケカワユキヒデ デビュー37周年記念公演>
~僕のソングブック~特別編 Part2 in Tokyo」
2012年2月4日(土)15:38頃~17:46分頃
於:アムラックストヨタ5Fアムラックスホール(池袋)

*本レポートは、暗闇で書いた判読困難なメモと筆者の頼りない記憶に基づいています。タケの発言の部分はおそらくタケの言葉どおりではないと思います。ご了承ください。また、本ブログ内で使う第一部、第二部、第三部は、ライブの構成から筆者が便宜的に名付けたものです。

すごーくお時間のある方は、↓からどうぞ。
「特別編 Part2 in Tokyo セットリスト」
「特別編 Part2 in Tokyo レポその1」


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今回のライブでは、第三部の『西遊記』以外は、歌う前にほとんどの歌詞の訳が読み上げられた。タケのことだから、感情を込めた朗読というわけではない。

訳詞をあらかじめ読んでくれるなんて、ずいぶん親切になったと思う。その反面、英語がまったく聞き取れない/理解できない頃から、ゴダイゴによって英語詞に晒されてきた筆者には、この訳詞紹介がなんとなく邪魔にも感じた。

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第一部

・”Visions of Love” (GODIEGO/ WHAT A BEAUTIFUL NAME収録)

・“Sasha”
奈良橋陽子氏がお孫さんのことを書いたもの。
脚韻(rhyme)ではなく頭韻(alliteration)が使われている。たとえば♪When she smiles♪とか、♪silky scents♪とか、♪such a special girl♪とか、♪sweet sweet Sasha♪とか、♪such a spirited soul(←に聞こえた)♪とか、“s”から始まる単語を多用している。
タケ「“Sasha”が、とっても“s”だったから思いついたんでしょうね」(←これはタケの言葉どおり)
「とっても”s”」の意味がよくわからないが(笑)、まぁ、文脈から“Sasha”の中に“s”という音が二つ含まれているから“s”の音が目立つ、とタケは言いたかったんだろうな。

この曲を聴きながら素朴に思ったのは、誰かのことを歌う時、名前の呼びかけから始まらずにいられないものなのだろうか、ということだ。分かりやすい例で言えば、♪Lyena~♪とか。この曲も♪Sasha♪という呼びかけが何度もある。そういや、♪Hey Jude♪もそうだ。あ、これは別の話。ビートルズに無知な筆者でも、”Hey Jude”ぐらいは知っているのだ。タイトルのフレーズだけだけど。/(^^;)

“Sasha”を聴いたら、“Lyena”と比較したくなって、“Lyena”を聴いてみた。うーん、“Lyena”ってすでに完成されたものだし、感動するための仕掛けがいろいろ施してあるけれど、それらを全て削ぎ落としたとしても名曲だ。

・“30” (『タケデモ02』収録)
「どこかコミカルな……、どこかシニカルな……、……どこかぐちゃぐちゃな……(笑)」詞。今年60歳をむかえるタケは、“30”の訳詞を読み上げながら「60はちょっと年寄りすぎる」という一行に、

タケ「なんだって!?(笑)」

と、即反応。

“30” を書いた時、奈良橋氏もタケも30歳前。タケは23歳位だった。

・“Got Enough Love” (『タケデモ03』収録)
「訳すほどではない」ということで、訳は省略。だよね。
タケいわく「結構好きな歌」。激しく同意! ゴダイゴの“Got Enough Love”もゴダイゴらしくないところも含めて大好き。

『こころざし―舎密(せいみ)を愛した男』

・“The Highest Sky”(未録音)
筆者は1990年代~2011年4月頃までのほぼ20年間、ゴダイゴ/タケファンからドロップアウトしていた。その間、ゴダイゴ/タケの活動をまったくフォローしていなかったので全然知らなかったのだが、タケは徳島で制作された映画『こころざし―舎密(せいみ)を愛した男』(2011)の音楽を担当している。ということで主題歌(?)の“The Highest Sky”を歌う。

タケのMCを聴きながら『こころざし―舎密(せいみ)を愛した男』ってナニ?

と、脳内が「?」だらけ。まぁ、これはネットで調べることにしよう。
ということで、ネットで調べた結果は以下のとおり。(以下閲覧日はすべて2012/02/07)

(1)『こころざし―舎密(せいみ)を愛した男』(オフィシャル)

http://www.nagai-nagayoshi.jp/ ←リンク切れ

(2)「タケカワユキヒデ、評伝映画の音楽担当」
徳島の関係者だけで制作する作品なのに、埼玉出身のタケがなぜいるのか、っていう話があった(笑)。主人公が18年間ドイツにいたということから、タケは「三蔵法師も天竺に14年位いて、映画の主人公は日本の三蔵法師のような人だから、ボクが呼ばれたんでしょう、というヒドイこじつけ」をしたら、それしか記事にならなかった。(笑)
タケカワユキヒデ、評伝映画の音楽担当?-?goo?音楽

(3)主演の西村和彦さんとトークショーをやった時に、お互いに相手が徳島出身だという誤解の元に会話をしていたら、

タケ「話が、合わない合わない(笑)」

写真のキャプションが「……山田監督(右端)や主役の西村さん(左から2番目)ら……」と一括りになっているけど、真ん中にでーんと座ってるのは間違いなくタケだ。

↓リンク切れ

http://www.nagai-nagayoshi.jp/diary/wp-content/uploads/2011/06/img164.jpg

・「まっすぐに生きていて」
『こころざし……』つながりで、主人公の妹役を演じた大塚ちひろさんのために書いた曲。タイトルから分かるように全部日本語詞。

タケ「女ことばで困っちゃうんですけど……(照)」

「女ことばで」あることを気にしているらしく、曲に入る直前にも「女ことばの曲」と繰り返していた。歌だから全然こっちは気にしないのに、さすが自称「硬派」のタケだな(「タケカワユキヒデのMORエッセイその36 硬派と美容院」『FMレコパル』小学館、1983年4号、pp.128-129)。(筆者注:「たけさんの髪型-解答編―」参照)

「まっすぐに生きていて」って、なんかすごい直接的な詞なんだけど、タケが書いたのだろうか。
もしそうだとしたら、「女ことば」であることより、そっちの方がこっちは小っ恥ずかしい。(もし他の方が作詞だったらごめんなさい)


*2012/10/28 追記
「まっすぐに生きていて」の作詞は、やっぱりタケだった!! (JASRAC登録確認済)
ああ~小っ恥ずかしい……orz……。

コメント

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