2013/04/14 セットリスト@AMLUX HALL
感想集 その1
邦楽コーナー(タケが作った「復元」オケで)
1. 「異邦人」(1979、久保田早紀)
2. 「ルビーの指環」(1981、 寺尾聰)
タケのボーカルには、寺尾聰さんのようなアンニュイな感じがないけど、まぁ、これはこれでタケに合ってる。
自称硬派のタケには♪そうね誕生石ならルビーなの♪という歌詞も恥ずかしいのだろうか。
3. 「ふれあい」(1974、中村雅俊)
4. 「STAR」(1987、浅香唯)
編曲が『泥棒日記』(1984)の曲を手がけた鷺巣 詩郎(さぎす・しろう)氏。ということで、あの当時の音楽が復元されて、すごい懐かしい80年代の気持ちになれる。タケによれば、この曲のイントロは元々エレキギターで、全体的にギターでアレンジされていたが、テレビ局のエライ人がシンセにするよういきなり言って、シンセになってしまったらしい。
5. 「キャンディ」(1977、原田真二)
タケは、この歌詞は、『ロミオとジュリエット』じゃないかと言う。(第二幕第二場の、「おお、ロミオ、ロミオ、なぜあなたはロミオなの」というジュリエットの台詞で知られるバルコニー・シーンのことですな。この時ジュリエットはまだ眠っていないけど、まぁ、面白いこと言うな~)
タケ「あれは、日本で言えば夜這いで、カッコ良く見えますけど、夜這いというか、ヤバイというか、だめっすよねぇ、あれは。そのあと♪揺り起こすのは♪ <僕>じゃなくて (意味深でニヤけながら)♪風さ♪。僕だったら♪揺り起こすのは 僕さ♪って書きますよね」
えっ? なんかニュアンスがエロい(ーー;)。
まさか自称硬派のタケがエロトークとは……!!!
先へ進もう。
作詞の松本隆氏は(日本語版“Kathmandu”の作詞者)、原田真二さんにビートルズを見てたんじゃないかと言う。たとえば♪窓を越えて ぼくは来た♪に、“She Came In Through the Bathroom Window♪とか、♪ダイヤモンドは持ってないけど♪っていうのは、“Can’t Buy Me Love”にもダイヤモンドがどうのっていう歌詞あるんだとか。
へぇ、さすがビートルズ・マニア、面白い分析するじゃん。
そしてタケは「キャンディ」の♪草の葉に光る 朝のきらめきを 素肌にかけてあげる♪っていう歌詞に、「こんな詞は書けません」と言っていた。自分がどういう歌詞を書くのか分かってたのか。驚いた。
6. 「ドラマティック・レイン」(1982、稲垣潤一)
タケは最初♪ドラマチーーーック・レイン♪と歌っていたらしい。「ドラマチック」が間違いだと知り「これはヤバイ」と思って、♪ドラマティーーーック・レイン♪に歌い直した。英語で歌う事にずっと拘っていたタケなのに、発音に拘ってきたタケなのに、これはハズカシイ。(爆!)
タケ曰く「ドラマティック・レイン」(作詞:秋元康)の歌詞は、「キャンディ」のような物語性というより、キャッチーなフレーズが並ぶ。それを示すために、タケが敢えて棒読みしながら歌詞が断片的であることを殊更に強調するんで、会場のみなさんは楽しそうだった。
タケ「この歌詞カッコいいけど、内容がよく分からない。良く分かんなくてもカッコいい。僕は元々分かんない英語を歌っていたので、内容が分からなくても問題ない」
と、フォローしてるんだかしてないんだか分からないことを言っていた。
「ドラマティック・レイン」の歌詞のどこがそんなに分からないんだろう。 (・・)?
コメント
Bluebell さん
コメントありがとうございます。
♪ミーボウジーンー♪ですね。(^▽^)
この曲はレコードを持っていて、カラオケで歌ったことがあるので、伴奏と間奏も知っています。
タケカワユキヒデさんの間奏の復元は、完璧だと思いました。
トークで、間違って歌わないように気を付けるという似た言葉は、私には新しいアイデアでしたが、歌ってみると、異邦人より間違いの方が歌いやすい発音で、タケカワさんって歌手なんだなぁと、妙に感心しちゃいました。
このアイデアは、テレビのお昼のメロドラマから来たのかしら(爆笑)?
なるほど、タケカワユキヒデさんにとって、キャンディのハイライトシーンは、男性の行動する姿にあったのですね!
私にとっては、この曲のハイライトシーンが、子供の頃に読んで貰った絵本の中の眠る女性だったということですね。イバラは、女性を助けに来る男性の戦う姿の絵に出て来た気がするのです。
童謡もだけど、子供の頃に読んで貰った本って、記憶に残りますよねぇ。
Bluebellさん
コメントありがとうございます。
設定としては確かに「眠れる森の美女」の方がぴったりですね。バルコニー・シーンでのジュリエットは眠るどころか喋りまくってますし。タケは♪窓をこえて 僕は来た♪=バルコニーからジュリエットの部屋へ忍び込むロミオ、というイメージなんでしょう。イメージは聴く人それぞれの自由ですからフィリップ王子もロミオもアリですよ。
ロミオだって、あれでも一途でステキなところがあるんですよ。(*^^*)
タケカワユキヒデさんは、この女性に「ロミオとジュリエット」のジュリエットを連想したみたいですが、私は「イバラに囲まれ眠る横顔」なら「眠れる森の美女」のオーロラ姫を連想しちゃいました。
ロミオより、オーロラ姫の相手役のフィリップ王子の方が、ステキじゃないですか(^^)。
メグメグさん
コメントありがとうございます。
「キャンディ」はともかくとして、「ドラマティック・レイン」の歌詞が分かんないって話は、たぶん半分以上ネタでしょうね。
万一、全部本気で言っているとすればクリエイターとして、かなりヤバイです。
心配になります。(^▽^)
歌詞の解説がなかなか面白かったですね。
タケの日本語の歌詞も彼独特の世界観があるので、ほかの人の発想が不思議というか、面白いと思うんでしょうね。
演奏は復元してたけど、歌い方はタケカワ節でしたね。