見逃した……orz

TBS『私の何がイケないの?』(2014/05/12 19:00- )
うちのブラウン管TVがアレなんで、機種変更する前に使っていたAndroidのワンセグで見ようと思っていたのに、うっかり、すっかり、さっぱり忘れてしまった。

なので……
こんなときのYouTube。
早っ!!
TBS『私の何がイケないの?』(2014/05/12 19:00- )ミッキーVTR出演(←削除されていた)

再現VTRのミッキー役の人、太りすぎ!笑うに笑えない。
(恥も外聞も羞恥心もない某Facebookがシェアしちゃうだろうな、きっと)
久しぶりにテレビ番組を見たけど、テレビってすごいな~。
しょっぱなからズレズレ。

N(ナレーション):ミッキー吉野と言えば……
(ここで若かりし頃のゴダイゴの映像で“Gandhara”が流れる)
N:人気ロックバンド、ゴダイゴのリーダー。
(BGMは“Monkey Magic”になり、ミッキーの演奏する姿が映し出される)
N:ピアノ奏者として、数々の名曲を作曲してきた

と、展開。言うまでもなく、“Gandhara”も“Monkey Magic”も作曲者はタケ。
責任者、出てこいっ!!!

まぁ世間的にはそれが一番わかりやすいんだけど。これじゃ、ゴダイゴをよく知らない視聴者のみなさんは“Gandhara”や“Monkey Magic”を作曲したのがミッキーだと誤解しかねない。
そして―

画面左右の黒い帯に挟まれ、若くてピチピチしていた頃のミッキーのモノクロ写真が中央に。
フェイドアウトしていく写真に重ねて……
N:「そんなミッキー吉野を襲った事故とは……」
(恐怖のBGM。この演出はスゴイ)

いや、確かにあれは不慮の事故で、ミッキーは重症を負い、さらに既往症もあって、仕事もできなくて大変なのはそのとおりなんだろうけれど、なんかものすごく視聴者の感情を煽る演出にびっくり。

BGMもそうだし、気がついたかどうか分らないけれど、ナレーションのニュアンスも視聴者の恐怖心を助長する。
おまけに、画面に映し出されるのがセンセーショナルなレントゲン写真とか、手術跡とか、ベッドに横たわっている姿とか、リハビリに顔をしかめる姿とか。痛々しい場面が印象に残る。

ミッキーが入院中のゴダイゴのFacebookには、ミッキーが起きあがっている姿や、入院直後の車椅子に載っている写真がアップされていた。BBL TOKYOで流れたビデオメッセージだって(あっ、思い出した)、わりと元気そうに見えた。もちろん「リハビリは拷問のよう」と言っていたのは、G.Gコレクションライブの報道などで知ってはいたけれど。ミッキーはファンにあまり心配をかけないように、そういう姿を見せたのだろう。

つまり情報を受け取る人(テレビを見ている人たち/Webを見ている人たち/ライブに来ている人たち)に、どのような印象を与えたいのかによって、写真、映像、音声などの情報は取捨選択されているのだ。

今回のテレビ番組は、視聴者の感心をこの番組に釘付けにするため、リモコンでチャンネルを変えさせないために、言葉は適切でないかもしれないが、過剰にショウ・アップされていたように筆者には見えた。
だって、番組が進むにつれて、煽る煽る。

N:ミッキーにさらなる驚きの警告がっ!

と言うから、いったい何だろうとドキドキしていたら、リハビリ担当者さんが

寝たきりになる可能性があります。

たぶんここでCMが入ったんだな。すぐに

このまま何もしないと(中略)……寝たきりになる可能性があります

と……。

えーと……、

これ、「警告」? 可能性の一つを述べただけじゃん。

おまけにその直後に

「日常動作に介護が必要な寝たきり高齢者 およそ300万人」

ナレーションとテロップでバーン!ゞ(--;)

トドメが

N:最終的には……骨折死!

そそっかしい人なら、この番組を見た後で

「ゴダイゴのナントカさんちゅー人が、複雑骨折で死にそうらしいで~」
「死なん、死なん! 寝たきりや」(なにゆえ関西弁?)

などと、スーパーマーケットでバッタリ会ったご近所さんと盛り上がりかねない。
まぁテレビと一般視聴者の関係なんてそんなもんだ。

そういや、ちょいと気になったのは、怪我をしてから収入ゼロって話。
ミッキーを欠いたゴダイゴは、山口、幕張、アラバキ、BBL TOKYO(4回公演)、と例年になくライブの回数が多かった。この間、ミッキーのギャラはゼロなのか。不慮の事故だし、リーダーだから有給休暇、ってわけにもいかないのか。へー意外だ。Steveがいなかったり、Tommyがいなかったりする場合があるから、そういう取り決めでもしてるのかもしれない。シビアでドライなとこ、あるんだな。

それとも……?
(。・・。)

ME AND’70s(紙ジャケット仕様)

ゴダイゴ
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コメント

  1. 糖尿病は「合併症のデパート」だそうだから、骨以外にも、危険性はあるはずですよね。
    NHKの病気をテーマにした番組でも、最悪の場合を誇張するみたいですよ。民放ほど、演出が派手ではないかも知れませんが…。
    現実の医療機関でも、患者さんに真面目に治療に取り組んで貰うために、最悪の場合の話をすることがあるみたいだから、私は自然な経過の話として聞き流しましたよ。
    真面目に治療を続けなければ、糖尿病は大変なことが起こる病気だから…。

  2. Bluebell さん
    コメントありがとうございます。
    私はミッキーの部分しか見ていないので、番組の目的は分りません。
    ミッキーのコーナーは、糖尿病の危険性への啓発という見方もできるのですね。
    なるほど。同じ目的でもNHKなら、こうも視聴者の将来への不安を煽るような演出はしなかっただろうなと思いました。

  3. ミッキー吉野さんの実話の部分は、ドキュメンタリーみたいな仕立てでしたね。糖尿病の人は多いから、糖尿病の危険性についての啓発にもなりますよね。
    番組全体を視て、この番組は、亡くなられた山本文郎アナウンサーに捧げる番組で、山本夫人の芸能界デビューを応援する目的で作られたのだと思いました。調べてみたら、亡くなられた山本アナウンサーは、TBSのアナウンサーだったのですよね…。
    TBSさんは、複数の要素を組み合わせて、限られた時間内で、上手に番組を作るなぁと感心しました。

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