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2014/09/15 with 京フィル ―プログラムより―
2014/09/15 with 京フィル ―前編―
話がなげーよ!!(#`Д´)ノノ┻┻;
という筆者の心の叫びが届いたのだろう。タケはTommyに手短に話すよう促す。Tommyは、ものっすごい早口で日本語とフランス語を交えながら、クラッシックとの関わりを語った。要は9歳の時、二年間クラッシックピアノをやって、ハート・スクール・オブ・ミュージック(Hartt School of Music)でマリンバとなんかとなんか(←早口すぎて……orz)を学んだ。で、本当は年齢的にダメなんだけど、12歳からヒゲをつけてalcoholを出す店でドラムを叩いていた。学校を卒業してオーケストラに誘われたんだけど断った、という話もしていたような気がする。
そういやTommyは、いつだったか「ハクシュ(hakushu)」を「アクシュ(akushu)」と言ってしまうくらい“h”の音が消えるフランス語の発音が身についていたのに、「アルコール」はしっかり"h"を発音して"alcohol"と言うのが面白かった。Tommyは「日本語が上手い」と言うのが失礼なほど流暢に日本語を話すのに、"alcohol"が唐突に英(米)語発音なのが微笑ましい。(*^^*)
さて、ヨシザワのMCに戻って……
ヨシザワ:幼少の頃にクラッシックピアノをやっていたが、先生にジュースをかけてやめた。(笑) 80年代に文化庁の仕事でいろいろなところへ行ってクラッシックを弾いた。他のゴダイゴのメンバーはクラッシックをやめているが、自分は今もずっと続けている。 (ヨシザワは真摯だな。)
そういえばヨシザワには「クラッシックもロックもドレミはドレミ」という名言がある。この言葉は、クラッシックに対してコンプレックスがあったミッキーの心に刻まれたようだ。ヨシザワは哲学を専攻していたから、物事の本質をつかむのが上手いな。
で、タケは竹越さんに話を振って……
竹越さん:(不意を突かれて「えっ?」てな感じで)クラッシックは素晴らしいです!
笑った~~~!(^▽^)
このオチはスゴイ! この長いMCをうまくストップした!
よくやった!!(*^―^)//””
と、大絶賛したいところだったが、残念ながらこのあと話が少し続き、この神がかり的なオチがチャラに。(あ、内容がどうのじゃなくてね)
竹越さんの話をまとめると、彼も初めはラシックピアノを習っていたが、嫌になってしまい、「自分でやる!」と主張し、習うのをやめた。そして現在に至る。
えーーーっ!!! つまり独学ってこと!? それであそこまでゴダイゴを弾きこなしているの? それはスゴイ! 本当にスゴイ!(それでかな、新幹線のホームで遭遇したとき、すっごくカッコ良く見えた。きゃー)
あっ、うっすら恋をしている場合ではない。
先に進もう。そしてやっと「銀河鉄道999」へ。
タケが曲のタイトルを紹介し、スタンバイしようとすると、ミッキーがこの期に及んで思い出話を挟む。タケ、「まだなんかあるの?」と苦笑。
ミッキー:「銀河鉄道999」は、録音する日の朝、タケが寝ないで作った曲を持ってきた。今のイントロをいくつかの候補から選んだのはタケで、考えたのは僕なんだけど、(←ここから始めるから話が長くなるんだってば!)間奏がどうしてもできなかった。その時ふとバッハのインヴェンションのフレーズを思い出した。パクった訳では無く、インスパイアされた。(この話は、『Walk On 29号』(1982年3・4月号)のQ&Aコーナーに掲載されている。)
そこでなぜかタケが、「”Yellow Center Line”はドボルザーク」っていう話を加える。ゞ(--;)
で、”Yellow Center Line”じゃなくて―
「銀河鉄道999」
「銀河鉄道999」が終わり―
指揮者の齋藤さんの合図でコーラスの皆さんが立ち上がる。
タケ:今まで聴いたことがない「ガンダーラ」です。
という紹介。
本当に聴いたことがない編成。イントロから120人ものコーラスでのハミング。彼らによって、ここで繰り広げられている「ガンダーラ」(あえてカタカナで書くことにしよう)の世界は厚く、底知れぬほど深い。コーラスの多層的な声は民衆の祈りを想わせる。
砂埃舞う荒れ地。旅人がぼろ切れのような歩を進める。彼の終着地は瞬く間に幻影へと溶解し、道標すら朽ちている。涙も志も枯れた。この絶望感、この虚無感―
♪どうしたら行けるのだろう おしえてほしい♪
間奏のフルートが美しく、たおやかに心を締め付ける。
誰か助けて~~~。(ノД`)ノ
ハイ、次。
“Beautiful Name”
歌合戦……orz
旗はアサノさんがピンク、竹越さんが青担当。
で、会場が歌合戦やる前に、デモンストレーションで合唱団だけとか、「京フィルのみなさんに歌っていただきましょう」と、楽団のみなさんだけで♪うーあうーあーらららら♪を歌わせる。その後に、会場全体→二つに分けて歌合戦。(だからそれだけでも普通より余計に長く感じた)
アンコールなし。
カーテンコール2回。
噂によれば、アンコールはコーラス隊のみなさんとともに「銀河鉄道999」の予定だったとか。時間の都合上、アンコールがなくなってしまったらしい。
筆者は日帰りのつもりだったので、帰りの新幹線を予約するため、数日前に終演時間を京フィルに電話で確認した。その時、「終演予定は8時」と明言された。「また短いのか」と思ったので、聞き間違いではない。しかし当日、休憩時間に会場内の係員さんに再び終演予定時間を尋ねると、「8時20分頃。前倒しになるかも」と。ゴダイゴの第2部が始まる前のことなので、当初の予定より20分延びるのは長すぎるMCが原因ではないだろう。
つまりアンコール込みで当初終演予定が8:00だったのが、急遽アンコール込みで8:20に変わったということになる。しかし実際は、アンコールなしで8:20頃終演。
アンコールが消えたのは、MCが予定より延びちゃったからだろうなと推測できる。それはそれとして、終演予定が当初の予定より20分延びたのは、なにが理由だったんだろう。やはり“Beautiful Name”の歌合戦を入れたからかなと思ったり思わなかったり……。
【総評】
MCと歌合戦長すぎ。特に今回は、持ち時間が短く、曲数が少ないんだから歌合戦を無理にやらなくてもいいじゃん。
♪歌合戦とアンコールを秤にかけりゃ 歌合戦が重たいゴダイゴの世界♪
(↑「唐獅子牡丹」の替え歌)
まぁ、それ以外の音楽の部分では、ゴダイゴのパートが短くて残念な部分はあったけれども、内容は充実していた。音楽はとても良かった。BBL OSAKAでも野音でも、“Millions of Years”と“Images”が演奏されるかもしれない。しかし生の管弦楽器や100人を越えるコーラス隊という編成では再現不可能だろう。そういう点では、内容が充実した意義深いコンサートだった。わざわざ行った甲斐があった。
【ふろく】↓当日の会場周辺を撮影した動画です。興味がある方はどうぞ。
(注)機材・ソフト・編集技術によって補正しきれないほどの激しい手ぶれのため、乗物酔いしやすい方はご注意ください。
「2014/09/15(月・祝)京都コンサートホール周辺」(YouTube、5分45秒)
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