こんなエロティックなタケは聴いたことがない

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「キタキツネ物語 ALTERNATE SOUND TRACKS+タケカワユキヒデ ホームレコーディングデモ in1978」

このバージョンを買うくらいなので、コアなゴダイゴファンである。

disc 2は、待ちに待った、というか、待ちすぎてすっかり忘れていた「キタキツネ物語」の英語詞版。

どの曲もすごくいいんだけど、特に今日はIt Don’t Have Mercy(「雨はナイフのようさ」)と、Good Morning World(グッド・モーニング・ワールド)について語りたい。
ここでは町田義人氏のボーカルについては、割愛させていただく。

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It Don’t Have Mercy 比較

It Don’t Have Mercyは、フレップが敵と戦うシーンに流れる曲だと思う。(かなり昔に観た記憶なので、定かではないが、とにかく歌詞の内容がそうだ。)

この曲は、「ホームレコーディング・デモ ARCHIVE SERIES vol.06/タケカワユキヒデ(以下、「タケデモ06」と略す)」にも入っているが、比較すると面白い。

「タケデモ06」の方が、町田義人氏が歌う公式版/最終盤にかなり近い。
イントロはピアノをバックにタケののooh ah...から始まる。
満身創痍でうめき声をあげるフレップが目に浮かぶ。

一方、「キタキツネ物語 ALTERNATE SOUND TRACKS+タケカワユキヒデ ホームレコーディングデモ in1978 disc 2 (以下「キタキツネ物語 デモ」と略記する)に収録された同曲のイントロは同じ。
しかしooh ahの歌い方が違う。

♪ooh ah♪

このooh ahが、とにかく……エロい。
これは満身創痍のうめき声というより、……むしろ吐息に近い。

タケは解説で、このooh ahを「囁いている」と言っている。

そういう言い方もできるな。でも、吐息だ。
本人が「違う」と言っても、吐息だ。
なぜならば、吐息に聞こえるからだ。(理由になってない?)

いやぁ、このooh ahには、はっきり言って悩殺された……。
タケって、こういう生々しい歌い方しないから、すごく新鮮で良かった。
なんて言ったらいいのかな……、とにかく……エロい。(同じ事を何度言うのか?)

もう、このエロティシズムはタケカワユキヒデか青江三奈か!? (分らない人はいいです。)

70年代からゴダイゴもタケソロも聴いているが、こんなエロティックなタケは聴いたことがない。
やるじゃん、タケ!(興奮のあまりタメ口および敬称略)

Good Morning World 比較

もう一つ。Good Morning Worldを聴きながら「タケってスゴイぜっ!」って思ったのは、サビの部分。

日本語の歌詞では、ちゃんとした言葉で繋がってるけど、英詞ではぶっちゃけタイトルの’Good morning world’しかないと言っても過言ではない。

それにもかかわらず、これだけメロディを展開させているなんてスゴイ、スゴすぎるよ、タケ!

そしてまた英語版を聴いたからこそ再認識したのは、日本語の歌詞が秀逸だってこと。
叙情的で、ドラマティックでなおかつ深い。
さすが「キタキツネ物語」の助監督三村順一氏が書いただけのことはある。

でも歌詞カードが英語詞だけで、日本語詞がないのは不親切だな。

まとめ

話をまとめよう。

It Don't Have Mercyのイントロが、

エロい方 -->「キタキツネ物語 デモ」

エロくない方 --> 「タケデモ06」

さて、昭和ブルースの女王、青江三奈にも匹敵するタケの吐息に悩殺されてみる?

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