2014/09/06 松本零士の大宇宙 ギャラクシー・コンサート ―第三部―

すごーくお時間がある方は↓からどうぞ。
2014/09/06 松本零士の大宇宙 ギャラクシー・コンサート ―第一部―
2014/09/06 松本零士の大宇宙 ギャラクシー・コンサート ―第二部―


休憩

第三部「銀河鉄道999」
10.第三部オープニング(インスト、タイトル不明)
タケによる『999』のストーリーと、松本零士にタケが直接インタビューしたっぽい「武勇伝」の数々を紹介。松本零士の自由奔放さが露わに。(爆)

……いつミッキーとアサノさん出てくるのかな。と言っても、今回のコンセプトを考えると、ゴダイゴは「銀河鉄道999」と“Taking Off!”の二曲しかない。他の曲でもAKBBの皆さんとセッションしたりするのかな。だったらそれも楽しみなんだけど。

11.「タイトル不明」(インスト)
↑「銀河鉄道999」のサントラからだと思うけど、タイトルが紹介されなかった曲は分かんない。
タケ:そろそろ“Taking Off!”の時間かなという感じが……。次の曲はふたたびゲストをむかえます。

12. “Taking Off!”(インスト)
AKBBによるジャズっぽいイントロ。ミッキー&アサノさんが登場し、ジャズアレンジの“Taking Off!”のセッションに参加する。ミッキーとアサノさんのソロはアドリブ?

13. “Taking Off!”(日・日)
大歓声の中、“Taking Off!”終了。
タケはここでミッキーとアサノさんを紹介する。アサノさんはギターとパンツの色が緑色、タケが黄緑色のあの袖が切り替えになってるジャケット、ミッキーは黄色い帽子と緑の靴で、タケの衣装に合わせているとか。なぜかゴルフの話で、アサノさんは結婚した当時(28/29歳頃?)ゴルフをしていて、「オジサンのスポーツ」と言われたという話を。……ってことは、アサノさんのところは離婚していなさそう。ゞ(―_―;)モシモーシ

タケ:いろんなことがある三人ですがよろしくお願いします。今日は「サンダイゴ」です。

で、なんと! いつの間にか客席にいた松本零士先生をステージに呼ぶ。(なんでここから「先生」がついてるんだろ?)
で、ここから松本先生の話がずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと続く。「それ、さっきタケが喋りましたが?」という武勇伝まで。体感で30分位、っていうのは大げさかな。

タケは本当にいい人だな。長引く松本先生の話を、時計を見るでもなく、困った顔ひとつせず、むしろ興味深そうに聞いていた。観客の方が、終わりそうで終わらない話につい笑ったり、「先生、そろそろ話、終わってくださ~い」という雰囲気の拍手を送っても効果ゼロ。

だけど松本先生の話でとても興味深かったのは、作品内の名前にはすべて意味があるということ。「999」=未完成。「アルカディア」と「イスカンダル」=「理想郷」。

そういや「アナライザー」なんてそのまんまだし。あっ、「コスモクリーナーD」の“D”は何なんだろう?
で、松本先生の話に戻ると「メーテル」の語源はラテン語で「母親("mother”)」を意味する「mater」。あっ、そうそう、母親に関連することを「マタニティ〇〇("maternity 〇〇")」っていうから語源がいっしょなんだね。そっかメーテルは鉄郎の母親という存在だったのか。

松本先生の話は音楽にまで広がり、『ヤマト』の♪さらばー 地球よー♪は、宮川泰氏にどんな音楽がいいか聞かれ、ベートーベンの「第三番第二楽章『英雄』の葬送のところみたいなの」と言った結果。

こんなふうに話題が音楽になり、タケはスキをいいタイミングで「そろそろ歌っていいですか?」と。この一言で、先生の独壇場は友好的に終了。本人も「無限に喋る」と自覚している様子。

松本先生の話は長かったけど、内容がユニークで多様だったから、驚いたり、尊敬したり、納得したり、笑ったりと、すごく面白かったのは事実。

14. 「銀河鉄道999」

15. 「タイトル不明」(インスト)
アンコールはナシ。MCが長すぎたからだろうか。(これは何かの予兆やもしれぬ)
AKBB+アニキ+サンダイゴで一曲やってほしかったな……。

【総評】
このコンサートのコンセプトは、松本零士作品のイラストやページの画像を見ながら音楽を聴くという「世界初の試み」だという。確かにいい意味で不思議な感覚を味わうことができた。

しかしこれは筆者だけだろうが、時々、舞台奥のスクリーンに映し出されるコマ割りページの台詞を真剣に読もうとするあまり、音楽から意識が離れてしまうことが何度かあった。

ナレーションやキャラクターの台詞を全部読み切れないうちに、あれはパワポなのかな、ページがめくられる。頭の中で前のページの意味を考えたり、今のページがどのエピソードの話なのか、今演奏されている音楽とどのような関係があるのかを理解しようと、霞より薄くなっている記憶をかき分けたりかき集めたり……。

そうこうしている間に、音楽がどんどん進んでいく。これではいかん! と、音楽に集中すると、今度は背景の画像がいつの間にか変わっている。何枚か見逃しているかも、という不安が……。

だからせっかくの生演奏なのにもったいない部分があった。あの映し出されたページは、読んで理解するためのものではなく、ただ感じればいいだけだったのか、それとも単に筆者がトロすぎるだけなのか……。

あの場面を選んだのもナビゲーターの仕事のひとつなんだろうな。もっと単純な画像にすると観客の(筆者だけかも)意識が分散せず、生演奏がBGM化しなかっただろうと思う。

それ以外は、面白いコンセプトのコンサートだった。演奏が楽しかった。タケも調子が良かった。会場全体が大喝采で終演となった。第二部のアニキの登場に、ぐーっと前のめりになった筆者の両隣のオタクの方々(個人の印象です)も、"Taking Off!"や「銀河鉄道999」にめっちゃノリノリだった。

(*´σー`) 誇らしいゼーット!

おわり

銀河鉄道999 [DVD]
【ふろく】↓当日の会場周辺を撮影した動画です。興味がある方はどうぞ。
(注)機材・ソフト・編集技術によって補正しきれないほどの激しい手ぶれのため、乗物酔いしやすい方はご注意ください。
「2014/09/06 Sat. @モーツァルトホール」(YouTube、3分34秒)

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