すごーくお時間がある方は↓からどうぞ。
【前回のあらすじ】
ついに、ついに、筆者は見た!!
ぴゃー (ノ^▽^)ノ~♪
タケさんの髪型
当ブログではタケのヘアスタイルの変遷に関して、ネチネチ書いたことがある。
あの時に話題にしたタケが自分で切ったという「人魂ヘアー/カブトガニヘアー」が……
(*^▽^)σコレか!! (爆)
左右の髪の長さが肩くらいまであって、アシンメトリー。で、右側のカールした毛先がくるんと鎖骨あたりをらぶり~に覆う。で、後ろ髪が背中まで届くほど長っ! わ~、さすがタケ! よくこの髪型でテレビに出ようと思ったな。それもNHKに!
タケが、このヘアスタイルで「何度かテレビにも出たことがある」と言った内の一つが、この『NHKヤング歌の祭典』に違いない。
もうね、もうもう……
♪Hope for peace, equality and harmony♪
あたりで髪を振り乱して歌うタケがっ!!!
o_ _)ノ彡☆ばんばん!!
タケがっ!!!
う~ん、(*^ ・^)ノ⌒♪☆ ヤ~ング!
(なんのことやらさっぱり……)
インタビュー(54:03-)
タケの髪型に爆笑している内に、”Two People Together”が終わる。続いて「マイ・ペース」というグループの歌が始まる。彼等の歌が終わってから、ものっすごい短いインタビューがあった。
よしっ、書き起こすぞっ! (`_´)/
小坂(明子):タケカワさんの今の歌は外国の歌ですか?
タケ:(エレピの前に座ったまま)いいえそうじゃないです。えー、僕の知り合いの人が作詞をして僕が曲を作ったんです。
小坂:なんで英語でね、歌うんですか?
タケ:(座ってるもんで、斜め下から生意気な視線を飛ばしながら)ボク小さい時からね、英語の歌が好きだったんで-
山田(隆夫):(遮って、おちゃらけながら)はぁ~、明子ちゃん今聞いた?
タケ:(台本通りの展開なんだろうと思うけど、筆者には、話の腰を折られたタケが一瞬シラケてから、苦笑いしているように見えた)
小坂:聞きました。
山田:あのね、ちっちゃい頃から英語の勉強をしてて、英語が好きだったんだって。こういう人をね、エーゴ、エーゴなんちゃって。(tiara_remix注:このボケの意味不明)
小坂:もういい加減にしなさいよ!
このインタビューがとても興味深いのは、タケの笑顔がほとんど無かったこと。後年、ゴダイゴでブレイクした後、タケは笑顔を必要以上に振りまくようになる。けれどもこの時点ではまだその片鱗さえも見せていない。数年後に「愛」や「やすらぎ」などという、今思えばちゃんちゃら可笑しい言葉をきらびやかに散らされた人とはとても思えない。そうか、これが当時のタケだったのか!
そういやタケは「MORエッセイ」にこんなことを書いている。
僕は、最初に仕事でカメラの前に立ったころ、ともかく、笑うことができない男で、特にそれがテレビ・カメラの前で、しかも唄っている時などは、もうひどいもので、よく、
「なんでお前は、そんなに怒っているように唄うんだ! 」とか、
「つまらなそうに唄うのはやめた方がいい」とか、言われたものなのだ。
確かに、ゴダイゴを作る前とか作ってすぐの時などは、テレビに出るといっても、年に数回あればいい方だったのだから、それはあがってしまって、ついつい仏頂面になっていても不思議ではないはずなのだが、それでも見ている側の人間は、そうは思ってくれない。(「笑って、おっぴろげて」『タッタ君現わる』pp.59-63、『タッタ君ふたたび 中巻』)
ここで言われている「ゴダイゴを作る前とか」のうちの一回が、『NHKヤング歌の祭典』なのだろう。デビュー前に、色々なレコード会社の人を怒らせたり、(『タッタ君ふたたび 中巻』「その51 英語の話」、同、下巻 「その98 レコード出したくない?」) 、日本コロムビアのディレクターでジョニーさんの義理の弟でもある清水美樹夫さんに「なんて生意気なヤツだろう」(『Walk On 18号』1980年5-6月号)って言われていた(*^^)σタケ。
『NHKヤング歌の祭典』の映像を見ると、ばらばらのピースだった情報がさくさくっと音を立てて符合して、なんだか気持ちがいい。
ゴダイゴの中で、ブレイク前後で一番変わったのって、やっぱりタケなんだろうな。ミッキーもアサノさんもSteveも、現在に至るまでタケほど劇的に変わってはいない。「タケカワユキヒデとミッキー吉野グループ」時代と、DVDに収録されているブレイク以前の「ゴダイゴ」の衣装とのコントラストも面白い。
全国のNHKで
タケカワユキヒデとミッキー吉野グループの”Two People Together”は、NHKアーカイブスに収録されている。残念ながら、2015年8月現在、インターネットでは視聴できないものの、日本全国のNHKで視聴することができる。→最寄りのNHKをさがす
利用料は無料なので、これはありがたい。けれども視聴時間は一日一回、一時間限定。録音・録画・撮影禁止。
でも自分でPCを操作するので、制限時間内なら同じ箇所を何回でも何十回でも何百回でも気が済むまで繰返し視聴できる。NHKさん、ありがとう!
夏の思い出に、人魂/カブトガニヘアーで無愛想なタケに会いに行ってみる?
(^_-)-☆
おわり
コメント
遅ればせながら NHK拝見しました
近所にNHKがあったことと、このブログの貴重な情報提供に感謝します
私の感想は
①あの露出度の高いドレスで激しく踊るバックダンサー?コーラスのお姉ちゃん2人
②「英語だけにエーゴ(ええ子やな)」寒い
③何故この選曲に?走り去るロマンでは?
④この時のタケさんを見るとなんか中世の皇帝の離宮で囲われている美少年歌い手
自らピアノで作曲し、英語で歌うことのみを許された少年……
やがて禁断の日本語で歌ってしまい宮殿を追われる
なんて、私はこの頃のタケさん(若い頃)を見ると心臓をワシヅカミにされます♥
貴重な情報本当にありがとうございました!
トラまるさん
コメントありがとうございます。
トラまるさんが楽しめたようで私もうれしいです!
この情報は、とある信頼できるマニアさんに教えていただいたものです。
(信頼できるマニアさん、ありがとうございます。)
>②「英語だけにエーゴ(ええ子やな)」
あっ! 今わかりましたよー!
「エーゴ、エーゴ」って、そういう意味だったのですね!
いや~、全然気づかなかった~! (*^▽^*)
演奏後に短いインタビューがあったとは気付きませんでした。次回観に行ったときにチェックしてみるか…って、次いつ平日に休み取れるねん!?
さて本題。アーカイブスで同番組を選択すると番組情報が表示されるのですが、その中で「番組の司会者だった山川静夫氏が、個人的に所有していたビデオをアーカイブスに提供した」旨の経緯が書かれていました。実際にNHKに保管されている映像で、ゴダイゴが出演した最古の番組は1977年4月17日放映の『レッツゴーヤング』であり、DVD BOXにも”CAT WITH NO EARS”の映像が収録されました。DVD BOX発売時の2011年の時点ではまだアーカイブスに『ヤング・歌の祭典』映像は寄贈されていなく、ソフト化されなかったのは残念ではありますが…。それでも本来保存されていなかった、もう発掘されるのは難しいであろうと思われていた映像が、40年ぶりに日の目を見たことはちょっと奇跡的のような気がします。大袈裟? いいえ本気です!
ABCDE気持さん
補足情報ありがとうございます。
確かに、『ヤング歌の祭典』の映像が残っていたのは奇跡です!!
山川アナGJ!(^_-)-☆
NHKさんには『おーい、あつまれ!』も、発掘してほしいものですな。o(^-^)o
あ、そうそう。NHKに再度お出向きの際に、是非、聴いてみていただきたい部分があります。
『ヤング歌の祭典』はシンセっぽいジングル(?)から始まるのですが、あの部分はミッキー吉野グループ(画面に映っていない)の演奏だと思うのですが、どうでしょうか。
まるで『ハウス』を彷彿とさせるジングルのあと、オーケストラで一曲目の“I Believe in Music”のイントロが爽やかに始まります。
その
落差展開があまりにも前衛的すぎて、ズッコケますけどね。(^▽^)覚えていたらでいいので、判断をお聞かせいただけたらうれしいです。