祝！　SAS復活！　その１

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今日のマスコミはSASの5年ぶりの復活に大騒ぎ。(*^^*)
知らなかったけど、SASって活動休止してたのか。

復活SAS

『朝日新聞　デジタル』によれば、

サザンは1978年6月25日、「勝手にシンドバッド」でデビュー。「いとしのエリー」「真夏の果実」「ＴＳＵＮＡＭＩ」など多くのヒット曲を発表してきたが、デビュー30周年の08年、翌年以降の無期限活動休止を発表。
（中略）
（復活）ツアーは、8月10、11日に日産スタジアム、17、18日に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場、31日、9月1日に神奈川・茅ケ崎公園野球場、7、8日に愛知・豊田スタジアム、22日に宮城スタジアムでの開催を予定している。
（「サザンオールスターズ活動再開　8月に新譜　ツアーも」『朝日新聞　デジタル』閲覧日2013/06/25）

なんと巷では『朝日新聞』の号外を模したチラシが配布されたという。レコード会社の広告のようだ。

朝のワイドショーでは街頭インタビューで復活を知るファンの喜びの声がとられていた。スゴイな～SAS！

1999年とか2006年のゴダイゴ復活の時は、どうだったんだろう……？　新聞の号外風チラシに、街頭インタビューまでの熱狂は……？　考えるまでもないか。

『ザ・ベストテン』

SASといえば、その昔『ザ・ベストテン』（1978年1月19日-1989年9月28日、TBS、毎週木曜日、21:00 - 21:54）にゴダイゴと一緒によくランキングされていた。

ゴダイゴが初めて『ザ・ベストテン』のランキングに入ったのは、第49回（1978年12月21日）。
だけどSASはその何週も前から「勝手にシンドバッド」でランキングに入っていた。

第50回（1978年12月28日）

ゴダイゴとSASが一緒ににランキングに入ったのは、第50回（1978年12月28日）が最初。（ランキングに関する引用元はすべて山田 修爾著『ザ・ベストテン (新潮文庫)』、2008年、pp.283-285）

ちなみにこの日のランキングはこんな感じ。

第50回（1978年12月28日）
1 「季節の中で」松山千春
2 「いい日旅立ち」山口百恵
3 「ガンダーラ」ゴダイゴ
4 「みずいろの雨」八神純子
5 「遙かなる恋人へ」西城秀樹
6 「カメレオン・アーミー」ピンク・レディー
7 「LOVE(抱きしめたい）」沢田研二
8 「夢一夜」南こうせつ
9 「チャンピオン」アリス
10 「気分しだいで責めないで」ザザンオールスターズ

その後、ゴダイゴもSASも『ザ・ベストテン』の常連になる。

第66回（1979年4月26日）

ゴダイゴは“Gandhara”を筆頭に、“Monkey Magic”、“Beautiful Name”が次々と発表されたこともあり、時に二曲同時に、時に入れ替わりをしながら、継続してランクインし、常にSASの上位にいた。

だが次第にSASの足音が近づいてくる。

第66回（1979年4月26日）
1 「YOUNG MAN (Y.M.C.A）」西城秀樹
2 「美・サイレント」山口百恵
3 「燃えろいい女」ツイスト
4 「窓」松山千春
5 「君は薔薇より美しい」布施明
6 「カサブランカ・ダンディ」沢田研二
7 「ビューティフル・ネーム」ゴダイゴ
8「いとしの工リー」サザンオールスターズ
9 「想い出のスクリーン」八神純子
10「ジパング」ピンク・レディー

第67回（1979年5月3日）

そして翌週、ゴダイゴとSASの順位が逆転する。

第67回（1979年5月3日）
1 「YOUNG MAN (Y.M.C.A）」西城秀樹
2 「燃えろいい女」ツイスト
3 「美・サイレント」山口百恵
4 「いとしのエリー」サザンオールスターズ
5 「ビューティフル・ネーム」ゴタイゴ
6 「窓」松山干春
7 「君は薔薇より美しい」布施明
B 「魅せられて」ジュディ・オング
9 「カサブランカ・ダンディ」沢田研二
10「夢去りし街角」アリス

「いとしのエリー」は8位→4位へ上昇。

“Beautiful Name”は7位→5位へ順位を上げたものの、ゴダイゴはSASの背中を見ることになる。

その後、“Beautiful Name”が「いとしのエリー」の順位を上回ることはなかった。

「いとしのエリー」1位に輝く

第72回（1979年6月7日）に「いとしのエリー」は遂に1位となり、第78回（1979年7月19日）までその座を7週間に渡って守る。

そしてこの曲を首位の座から引きずり落ろしたのは……

祝！　SAS復活！　その２へ続く。

ザ・ベストテン (新潮文庫)

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