“Salad Girl”ーその1-

Designatic / Pixabay

“Salad Girl”

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邂逅

ゴダイゴの曲を初めて聞いたのは、“Salad Girl”だった。

ラジオで。なんとなくアヲハタ・マーマレードのCMで流れた"The Morning After"も覚えてはいるけれど、そういう部分的に聞いた曲は除いて。

当時「ながら族」だったので、自室で勉強をしているフリをしているときは、ラジオを掛けていた。

そこで流れた“Salad Girl”が、初めて一曲全部聞いたゴダイゴの曲。その時は、無意識に。
で、例の、大、大、大ブレイクがあって、筆者の中で“Salad Girl”と「ゴダイゴ」が繋がって、『新創世紀』で改めて聴く-。

ああ、これ聴いたことがある! この曲、ゴダイゴだったのか!

でも……、うーん、こんなんだったっけ……?

自分の記憶と照らし合わせてみる。なんとなくしっくりこない。間違いなくこの曲だし、聞いたことがあるんだけど……。

このモヤモヤはなんだろう……。
モヤモヤの正体が掴めないまま、21世紀に突入した。

購入

そして2011年-。

30年以上経って、理由がはっきりした。
ラジオで聞いたのは、シングルバージョンだ。

ゴダイゴって、アルバムとシングルでは、アレンジ/ミックスが違うっていうのは有名な話だと思うけど、当時中学生の筆者はアルバムを買うので精一杯。シングル盤なんて買えなかった。だからシングル盤の“Salad Girl”を、長い間持っていなかったのだ。

で、今年になって真夏のゲリラ豪雨のようなゴダイゴ熱に襲われて、前後の考えも無しに『新BOX』を買ってしまう。(26,115円也。……高かった……。今はもうちょびっと下がっている模様。)

CD  box 外箱

 

特典

その『新BOX』の特典が、シングルコレクション。

CD box

ゴダイゴに関しては、「絶対英語至上主義」の筆者には、ほとんど日本語バージョンの曲しか入っていないこの特典ディスクは不要だった。『旧BOX』に入ってる曲も多い。

特典ディスクって普通嬉しい物だと思っていたが、これに限って言えば、さして嬉しくもない。

「一生聴かないかも」とさえ思った。しかし、キッカケは忘れたが、“Salad Girl”がアルバム盤とシングル盤では異なることを思い出して、ふと聴いてみようと思い立つ。

『新BOX』を買ってから1ヶ月以上経っていた。

♪ポポポポロポロポロ、ポポポ~ン♪
(↑大体こんな感じ)

おーっ、♪ギュィィィィィ~ン♪じゃない!!
タケの声にエコーが掛かってる~!

歌い方がまるで、まるで、ソーダ水のように爽やか~!
ああ、高原の白樺林を、ライム・グリーンの風がここちよく吹き抜けていく-。

Snufkin / Pixabay

サビの「あまえた」な感じが、ラブリ~

♪I love my salad girl, salad girl, salad girl...I love you~♪

解消

一気にタケのファンになってしまった。
いやいや、もともとタケ好きなんだけど、やっぱりこの時代のタケの声はいい!! すごく好青年に聞こえる。(本人が好青年だったかどうかは知らない。)と、同時に、例のモヤモヤが解消した。

そうそう、コレコレ!
このバージョンだ!
あの時、ラジオで聞いてたのは、この“Salad Girl”だったんだ!

うん、確かに、確かに。
このカル~イ感じの“Salad Girl”じゃ、アルバム『新創世紀』のコンセプトにはそぐわないかもね。

『新創世紀』には、♪ギュィィィィィ~ン♪という、硬質で、地球に引っ張られている感じのアレンジの方が合う。

あー、スッキリした~。
“Salad Girl”一曲だけで、特典ディスクついてて良かった、と思った。
なんたるゲンキンさ!

時期遅れ甚だしい発言とは認識しつつも、誰が何と言おうと改めて主張したい。
シングルバージョンの“Salad Girl”の方が、断然、好きだーっ!!


【2011/09/24追記】
CM SONG GRAFFITI GODIEGO SUPER HITSのライナーノーツ、"Salad Girl"欄で、タケが「僕等が一番気に入っている、アルバム用の奴……」と、書いている。ゴダイゴは、アルバム用アレンジの方が気に入ってたんだな。

それでも、シングルバージョンの方が好きだーっ!


"Salad Girl"-その2ーへ続く。

ゴダイゴ
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