えろっ!

jarmoluk / Pixabay

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突然!

ちょっと前から変な現象が起きている。

と言っても、見えないものが見えたり、触ってもいないのに室内の物が勝手にスーッと動いたり、椅子がすっ飛んだり、歩道橋で足首を掴まれてすっ転んだりという怖い現象ではない。

何十年も聴いている曲のイメージが、ある時、突然グイッ!っと転換することがある。

最近、著しくそういう現象が起きたのが、“The Morning After”だ。

アヲハタ・オレンジママレード

今さら説明するまでもないが、“The Morning After”はアヲハタ・オレンジママレードのCM曲で、CM SONG GRAFFITI(vol.2じゃない方)収録。
↓「アヲハタ・オレンジママレード」CM


(アップ主さまありがとうございます。&ABCDE気持さん、発見ありがとうございます!)

FC紹介

「ゴダイゴNEWS ONE」(ゴダイゴファンクラブ会報1号、1976年5月/6月頃発行?)では以下のように紹介している。

アオハタマーマレードのCMを知ってますか?
女の人がシーツにくるまってマーマレードをペロペロと.こんなCM見たことない? 音楽はタケの作曲によるもの. GODIEGO演奏です。 ジックリ聞いて!見て! エヘヘヘヘ.(表記はすべて原文ママ)

CM SONG GRAFFITIのタケの解説によれば、

未発表のCMの曲の中で、一番、レコードにしてほしいと要望があったのがこの曲。おまけにTommyの吹くフルートまで聞けるよ。

だって。ぷぷ。

そんでもって、『Walk On』32号(1982年9・10月号)の「Q&A」で、最も短時間でできた曲として、タケは“The Morning After”を挙げる。

電話で.歌詞を書き取っている間に.できてしまいました。

品行方正じゃない

CM SONG GRAFFITIを買ったのは、中学生の時じゃなかったかな。

“The Morning After”は、TVCMで無意識に聞き覚えがあったのかもしれないが、曲が覚えやすいし、単語も簡単だし、中学生の記憶力は凄まじいのですぐ覚えてしまった。
というわけで“The Morning After”を聴き始めて、そして歌い始めてかれこれ……、

とにかく30年以上経つ。
なのに、最近なぜか、この曲がやたらハズカシイ。
何がハズカシイって、歌詞がエロいじゃないの。(笑)

ゴダイゴって、ロックなのに歌詞が品行方正だと思っていたら、そうじゃない曲もあるのね。
筆者には、タケがこう歌っているように聞こえる。

君のことを知りたいんだ
なにもかも どんな些細なことでも、
君といるよ 夜明けまでずっと
ねぇ、いいよね? ここにいても
羽目を外しすぎて
後悔する朝をむかえるまで
君は誰かのものだけど
君を抱きたいんだ 一度だけ
今夜 この想いをかなえて
僕のものになって 今夜一晩中

えろっ……。

つまり“The Morning After”は、品位に欠ける言い方をすれば「一回オネガイソング」なのだ。
それも一回会っただけで、相手に恋人がいるって知っているのに誘っちゃうなんて、もう下心ミエミエ。
おまけに、とっても「甘えた」な感じで。

あ、それはタケのメロとタケの声のせいか……。/(^^;)
(えーと、当ブログの基本コンセプトは「ゴダイゴを聴きながら妄想とかを語る」です。
念のため。(`ω´)キリッ )

“The Morning After”って、中高生の頃は“Salad Girl”と同じで、さわやかなイメージで聴いていた。
朝とか、髪の香りとか、同じ要素があるから。カップルが一緒に朝をむかえるという点では、ほぼ同じ。
だけど雰囲気が全然違う、と最近すごく思う。

健全なのが"Salad Girl"。
エロいのが“The Morning After”。

ネイティブにどう聞こえるかは知らないけど、あくまでも筆者のイメージ。
“The Morning After”は、タイトルに“morning”が入ってるから、テーマが朝かと思っていたけれど、歌詞をよくよく読むと、夜を越えた翌朝を指しているようだ。
そうか、“The Morning After”の翌朝が"Salad Girl"なんだな。

まったりじゃない

“the morning after”っていうフレーズは、あまりに馴染みのある単語の組み合わせなので、辞書を引いたこともなくて、ずーーっと「午後までまったり一緒に過ごそうよ」ぐらいの意味かと思っていた。

でも、ちょっとニュアンスが違うようだ。
筆者が持っている電子版の英和辞書で調べてみよう。

『リーダーズ英和辞典(ver.2)』 1.二日酔い 2.過去の過ちが身に染みる時期
『ランダムハウス英和大辞典(ver.2)』 1.二日酔い 2.(飲み過ぎ・快楽・けんかなどをしたあとの)後悔(する時期)
『ジーニアス英和大辞典(ver.4.2)』 1.[the morning after (the night before)] 二日酔い:苦しい目ざめ 2.(夜)性交した翌朝(c.f. morning-after pill) 3.過去の過ちを後悔する時期

♪till the morning after♪を第一義の「二日酔いになるまで」にしちゃうと意味が通らないように思う。お酒を飲んだなんてことは一語たりとも出てこない。それに“the morning after”っていうフレーズはタイトルにもなっているわけだから、直訳してタイトルが「二日酔い」って、河島英五かっ!? (筆者注:河島英五さんに「二日酔い」という曲はありません。たぶん。)

比喩だとすると、君の魅力で僕は二日酔いみたいにベロンベロンになるまで、いうことだろうか。
簡単な単語の組み合わせなのにスッキリしないが、まぁ、“the morning after”のニュアンスとしては第二義に近いように思う。つまりぶっちゃけ、朝、後悔するまで快楽に溺れよう、♪ベイビー、ベイビー、うううっう~♪。

だからエロく聞こえるのだ。

そもそも、当ブログのコンセプトは……。

ま、いっか。

次回、7月14日(東京)、8月5日(大阪)開催のタケソロのタイトルはCM SONG GRAFFITIだという。

当然“The Morning After”もセットリストに入るだろう。
しかし、タケは、よくこんなエロい曲を平気で人前で歌えるな。(^^ )

ゴダイゴ
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コメント

  1. heaven sentさん
    コメントありがとうございます。

    heaven sentさんはタケオタクなのですね。
    タケの関係者ではありませんが、ありがとうございます。
    今後ともタケカワユキヒデとゴダイゴをよろしくお願いいたします。<(_ _)>

    さて、heaven sentさんのあのCMからの「誘惑に乗っちゃって……苦いわぁ」っていう感想には、納得しました。
    そう言われて改めてCMを見ながら思ったのですが、私にはマーゴ・ヘミングウェイさんの眉間のシワが、「やらかしちゃったな……」って感じで、意味シンです。/(^^;)

  2. Bluebell さん
    コメントありがとうございます。
    タケのくねくね見てみたいです~!!(爆!)
    あの頃のタケって、中性的な魅力がありましたね。
    そこがアイドルバンドとして受け入れられる要因だったのだと思います。GS時代のジュリーも中性的でステキでした。
    “The Morning After”のように、大人にも受け入れられる曲をもっとリリースできていたら(しがらみが色々あったのでしょうけど)、ゴダイゴはもう少し続いたのではないかと思ったりすることがあります。

  3. 青空さん
    コメントありがとうございます。
    確かに“The Morning After”は「さわやかな印象」ですよね。
    そうなんです。私もつい最近までそうだったんですよ~。

    なのに、なんでこんなにイメージが変わっちゃったのか、自分でも不思議です。/(^^;)
    私も“The Morning After”みたいに70年代のタケに迫られたら……、
    ホイホイついて行っちゃうな~と思います。ヾ(^^ )オイオイ

    それから、重大な事務連絡です。
    当ブログ内では、如何なる理由があろうとも、たとえ対象が自分自身であっても「オジサン、オバサン」発言は<絶対禁止>ですよっ!! (^―^)

  4. 初めまして。
    この曲、小さいときに聴いたおぼろげな記憶とマーマレードとマーゴヘミングウェイだけが頼りでした。GODIEGOだと知り、てっきりUSかUKのバンドだと思っていた私は、すっかりノックアウトされました。今ではすっかりタケカワさんのオタクになっています。
    やっぱり、私も大人になってから歌詞知ったのですが、あのCMの最後の「苦い朝もある」って言う台詞に妙に納得してしまったんですよ。
    誘惑に乗っちゃって、次の日に男が帰ってから「苦いわぁ」みたいな。
    でも、一番好きで私も歌っている曲なので、次のライブ、本当に楽しみです。

  5. この曲じゃないのですが、過去の映像を観て、ゴダイゴって「エロい!」と感心したことがあります…。
    ファンによるゴダイゴの過去の映像の鑑賞会「驚き」でのことですが、あるライヴの映像で、階段から降りてきたタケカワユキヒデさんが、中央で「威風堂々」を歌い出す前に、腰をくねらせるのです。この動きは「エロい!」としか形容できませんでした。
    その鑑賞会では、昔の少女たち(^^)が「キャー、タケー!」と黄色い歓声をあげるポイントも時々あって、興味深かったです。
    ゴダイゴの少女たちへの爆発的な人気は、このタケカワさんの発する色気から生まれていたのだと、ゴダイゴが復活したからこそ観られた映像で、改めて考察できて面白かったです。
    ビジネスとしてのゴダイゴの真髄は、アイドル性だったんですね!

  6. tiara_remixさま、こんにちは。
    青空です。この曲も出てくる次回のタケソロライブ、最高に楽しみにしてるところです。
    私はこの曲の歌詞は大人になってから初めて読んだので、第一印象からしてゴダイゴにあるまじきナンパソングだぁと思いました(^_^;)
    あきらかにタケの苦手分野でしょうから、さっさと仕事を終わらせたくて歌詞を書き取りながら作曲してしまったのではなかろうかと邪推しているくらい(笑)
    一方で、底抜けに明るい曲調や、タケの声、歌い方からはイヤラシさを微塵も感じないさわやかな印象を持っています。
    こんなふうに迫られたら断れるわけないよね・・・って(あ~自分、なんてオバサン)
    ついでにVol.2の"Morning"はメーカーが違うにも関わらずこの曲の続編であるという勝手なイメージまで持ってます。
    その時の彼女とはれて恋人同士になった後日談なんだなぁと。
    それくらい清々しさは似ているように感じてます!
    7月14日までは仕事の繁忙の山を2つも超えないといけないけど、頑張りま~す!

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