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「カサブランカ」って、どこですか?

「カサブランカ」オリジナル・サウンドトラック

「カサブランカ」って、どこですか?
“Casa Blanca Lady”

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2011年10月

2011年10月の始め頃のこと-。

楽天ポイントが1800円に達した(何も買わないのに)。それで我慢の限界が来て、ついに「GODIEGO IN 東大寺」を注文した。しかし、待てど暮らせど発送にならない。そうこうしている内に、11月16日「DVD BOX」発売のニュースが! 楽天の方をキャンセルしようと思ったら、丁度いい具合に、発送元都合で向こうからキャンセルになってしまった。ラッキー! これは「『DVD BOX』を買え」との神の啓示かもしれない。

浮いた楽天ポイントを「DVD BOX」の足しに…、と思ってみたものの、つい、ディスク・ユニオンの特典にフラフラッとして、ディスク・ユニオンで予約してしまった。33,249円。高っ! なんでこうゴダイゴモノって、筆者の経済状況お構いなしに高いのだろう。『旧BOX』然り、『新BOX』然り。そういえばビデオ版『マジック・カプセル』(10,000円)も、当時の筆者には、高価だったなぁ。今でも1万円は大きい。なのに3万円超って……。そんなご無体な……orz。

LYENA

それはさておき。

そんなこんなで、楽天ポイントが余ってしまった。なので仕方なく、じゃないや、丁度良く、LYENAを買うことにした。

数日後、LYENAが無事に手元に届いた。歌詞カードを手にしつつ、アルバムを聴きながら、もちろん歌いながらでもあるけど、ふと思った。

カサブランカってどこだろう……?

そう、”Casa Blanca Lady”だ。

当ブログ内「”Salad Girl”-その2ー」で、コメントをいただいたように、この曲は1979年カネボウの春のキャンペーン用に作曲されたもの。LYENAのライナー・ノーツのタケとジョニー氏のやり取りを引用してみよう。(タケのオフィシャルサイトに掲載されているタケ本人によるLYENAの解説によれば、このタケとジョニー氏との会話は、全部タケの創作。2011/11/13閲覧。)

タケ    この曲(”Casa Blanca Lady”)は、去年(1979年)の春のカネボウのキャンペーンで布施明さんが唄うというので、おととし(1978年)の冬に書いた曲だったもの。
ジョニー  9分通り決まっていたところに、プロダクションの方からStopがかかったんだよな。
タケ    それで急遽、ミッキーが仕上げた曲が「君はバラより美しい」だからね。(引用者注 「君は薔薇より美しい」が正しい表記)
ジョニー  そしたら、ジュリーの「カサブランカ・ダンディ」が発売になったという訳だ。

「カサブランカ」とは地名であり、この土地を舞台にした有名な映画の題名でもある。観たことはないが、映画『カサブランカ』(Casablanca, 1942)は、ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)という俳優が主演していて、なんかカッコいいらしい、ということは知っている。筆者の「カサブランカ」に対する知識は、今もそんな程度しかない。

ジュリーの「カサブランカ・ダンディ」は、♪ボギー、ボギー♪と、ボガートの愛称が歌詞に織り込まれているので、映画『カサブランカ』に因んでいる事は明らかだ。

じゃ、タケの”Casa Blanca Lady”は……?

Casa Blanca ってドコデスカ?

筆者は、映画『カサブランカ』の存在を知ってから、”Casa Blanca Lady”の「カサブランカ」は、映画へのオマージュだと思っていた。もしくは、少なくとも純粋に地名を指していると……。

しかし、2011年11月のある日、LYENAの歌詞カードを見ながら、ふと思った、「カサブランカ」ってどこだろう……?

Wikipediaによれば、「カサブランカ」とは、「モロッコ最大の都市であり、モロッコの商業・金融の中心地。アフリカ有数の世界都市でもある。カサブランカとはポルトガル語、スペイン語で『白い家』を意味する」(2011/11/13閲覧)。

このように「カサブランカ」は、元々は「白い家」を意味する”casa blanca”が地名に変化したものである。casa=house(家), blanca=white(白い)→「白い家」のこと。”casa blanca”はスペイン語の綴りで、ポルトガル語では”casa branca”と綴る(参考「Excite 翻訳」)。名詞の後ろに形容詞が置かれる構造はフラ語と似ている。当ブログ内「“Guilty”解読のためのフラ語講座」で紹介した「モンブラン」と同じ構造だ。例:モンブラン(mont-blanc)→ mont=mountain(山), blanc=white(白い)→「白い山」。

しかし”casa blanca”は、地名になると”Casablanca”と綴る。つまり”casa”と”blanca”の間にスペースは入らない。

で、一応確認してみると、筆者所有の電子辞書に入っている『リーダーズ英和辞典』、『ジーニアス英和大辞典』、『ランダムハウス英和大辞典』、Oxford Dictionary of English全てにおいて、地名/映画の「カサブランカ」は”Casablanca”と、一語として綴られている。だから、タケの“Casa Blanca Lady”の”casa blanca”が、地名/映画の「カサブランカ」に因んでいると思い込むのは早計かもしれない。

もしやライナーノーツの印刷ミスかもしれないと思ってみたものの、タケのオフィシャルサイトも、JASRAC登録も、”Casa Blanca Lady”の”casa blanca”は、二語で綴られている。やはり、これは意図的なものだろう。もしかすると地名/映画の「カサブランカ」とは関係ないのかもしれない。

艶っぽい?

LYENA発売当初(1980.7.10)の筆者は、映画『カサブランカ』がどういう話かも知らなかったし、地名であることも知らなかった。そういう状態で“Casa Blanca Lady”を聴いた時、なんとなくストリートガールを歌った曲のように感じた。

profivideos / Pixabay

薄暗く、古い街灯の下
一人の女が立っている
帽子を目深に、手にはタバコ
僕は足を止めることはできなかったけど
じっと見つめてしまった

歌の主人公である青年は、彼女の少女時代からの顔見知り。繁華街を歩いていると、街灯の下で、偶然、客引きをしている彼女を見かける。
彼女の背景を知らない彼は、彼女の無垢な時代の面影を重ねながら「なんて素敵な女性に成長したんだろう」と、表面的な部分だけを見て感心している-。

これは作詞・作曲者のイメージとは全然違うだろうけど、当時の筆者はそんな風に聴いていた。だから、ゴダイゴやタケソロには珍しいとても艶っぽい曲なのだ思っていた。その後、映画の存在を知ってからは、映画と関係があるのかも、と思ったり、つい最近は、前述の文法的な事に気付いて、やはり”Casa Blanca”という名の娼館の子と遭遇した話だったのか……と、変に納得したりした。

うーん、娼館は素っ頓狂すぎるイメージだけど、“Casa Blanca Lady”は、実は映画の『カサブランカ』とはまったく関係なくて、「白い家」から何かモヤモヤと沸くイメージからできた作品とも考えられる。それとも、単なる綴りの誤解か。いずれにせよ、歌詞から全く判断することができない。

まぁ、こんなに文字数を費やしておきながら、身もフタもない結論を言えば、結局のところ、単にキャッチフレーズ的に”Casa Blanca Lady”にしただけじゃないかな。”Salad Girl”のお姉さん的な感じで。または、化粧品のCMということで、映画の主演女優イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)の「知性を感じさせる美貌」(Wikipedia)を連想させようとしたのかも。もしそうだとすれば、やはり”Casablanca Lady”と綴るのが妥当だろう。

(この”Casa Blanca”が、どこを指すのか正解をご存知の方は、出典と共におしえてください。『ミュージック・エッセイ レナ』に何かヒントになることが書いてあるかもしれないけど、どーーーしても見つからないので。)

ちなみにジュリーの「カサブランカ・ダンディ」は、”Casablanca Dandy”と綴るらしい(Wikipedia 2011/11/13閲覧)。タケサイドは、ジュリーの「カサブランカ・ダンディ」の英語表記を見て、敢えて差別化するために”casa”と”blanca”の間にスペースを入れたということもありうる。

う~ん、“Casa Blanca Lady”の”Casa Blanca”って、ホント、どこなんだろう……?

続編「“Casa Blanca Lady”のイメージ」もどうぞ。

コメント

  1. ABCDE気持さん
    迅速な情報どうもありがとうございます。
    どうしても「ミュージックエッセイ レナ」が見つからないんですよね~。かれこれ三ヶ月探していますが。どこかにあるはずなんです。絶対捨てるはずないので。

    ところで、”Casa Blanca Lady”では、タケは映画を意識してたっぽいですね。そういう注文だったのかもしれませんね。

    曲名表記については、インターネットがない時代とはいえ、確認できないことではないように思います。
    有名な映画ですからね。(誰がということではなくて。)

    YouTubeで映画「カサブランカ」のオープニングを見てみましたが(いい時代になったなぁ……)、やはり1942年の時点で、映画のタイトルは”Casablanca”の一語で綴られていました。

    (16秒頃)

    だから「カサブランカ」の綴りは、"Casablanca"なのです。
    まぁ、"casa"とblanca"の間にスペースが一個あるから、どうだって訳でもないのですが(笑)。
    CMという公の場で使おうというフレーズ(いわゆるコピーですかね)ですし、有名な映画もあるわけですからね、どこかで誰かが確認してもおかしくないと思うのです。

    「カサブランカ」と音で聞いたら、普通、一語だと思うでしょう。私がそうでした。そこを二語に分けて表記したところに、制作側の意図が隠されているのかも……、と、私は深読み、いやいや妄想してしまうのです。

  2. 「ミュージックエッセイ レナ」を引っ張り出して、「Casa Blanca~」の
    意味・由来について記載されているか探してみましたが、それらの記載は
    ありませんでした。9ページ目の曲目紹介の中で「(引用/前略)イングリッド・
    バーグマンやハンフリー・ボガードが登場する昔の映画をみるような気分に
    させてくれる曲だ(引用ここまで)」とあるのみです。
    ここで仮説をひとつ。「Casa Blanca Lady」がカネボウの79年春以降のCM
    ソングとして作成されたのは既知の通りですが、その“Casa Blanca Lady”
    というキーワード自体はCMそのもののコンセプトを表すキーワードとして、
    広告代理店ないしはメーカー(カネボウ)広報担当、またはCMプランナー
    あたりから指定された言葉であって、ゴダイゴプロジェクト(奈良橋さん、
    ジョニー野村氏あたり)から発生した言葉ではない、ということ。
    映画「カサブランカ」をなんとなくイメージしつつ、過去の彼女が見違える
    ほどに素敵に変身した…というコンセプトを「Casa Blanca Lady」という
    キーワードに託したのではないかと思うのです。それは同曲がCM製作途中に
    頓挫し、新たにCM用に作られた「君は薔薇より美しい」の歌詞の内容にも
    合致するわけです(それに伴いキーワードは「君は~」に変更されますが)。
    このケースと同様に、「コンセプト&キーワードを外部から与えられた」楽曲と
    して「Salad Girl」が挙げられます。作詞の奈良橋さんが「サラダガール」
    というキーワードを聞いて想像したのは、「頭から野菜がニョキニョキ生えて
    きた女の子」だったというのはファンには有名な話で、「コンセプトを外部
    から与えられた」所以の話だと思われます。
    あと、「Casablanca」を「Casa Blanca」と表記した点に関しては…、単なる
    誤記がそのまま正式表記として受け継がれているだけでは、と推測します。

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